「札幌生まれのハチミツ」
NPO法人サッポロ・ミツバチ・プロジェクト（通称：さっぱち）は、
札幌のビルの屋上に巣箱を設置し、そこに暮らす人たちの協力のもと養蜂を行っています。
よく「都心にミツバチはいるの？」と聞かれますが、
巣箱から半径3～4kmを移動し、街路樹や季節の花々から甘い蜜を集めてビルの屋上に戻ってくるのです。
ミツバチの生涯は約40日間。その短い一生の中で集める蜜の量は、わずかティースプーン１杯です。
この貴重なハチミツは、その時期に咲く花によって、色・香り・味が異なります。
地域の風土が凝縮されたさっぱちのハチミツを通して、札幌を感じて頂けたら嬉しいです。

「ミツバチが知らせる環境問題」
近年、ミツバチがその姿を消していると話題になっています。
都心にいると、そよ風や陽だまりも、街からゆっくりと失われていくような気がします。
コンクリートジャングルと呼ばれる都心は、草木が減り、風を遮り、アスファルトが太陽の熱を跳ね返し、
気温上昇の一端を担ってしまっています。
世界規模の気候変動は、私たちみんなの課題です。

「ミツバチがつなぐ自然と人」
緑化（りょっか）という言葉をご存知ですか？
街に草や木を植え、緑を増やす運動のことです。
都心で必死に生きるミツバチのためにも、さっぱちは様々な緑化を推進しています。
種を撒き水を与える。これは簡単な作業ですが、始める事も難しいのです。
しかし緑の大切さを分かりやすく伝え、緑の創出にみんなで関心を抱けるよう、
さっぱちはこれからも緑化の実践に向けて活動を続けます。
また地域ブランドとして様々な商品を各団体と開発し、人と人を結ぶコミュニティを形成して、
街の魅力づくりにも取り組みます。

10年のあゆみ

2010

・札幌の公共空間のカラス対策を契機にサッポロ・ミツバチ・プロジェクト発足
　銀座・ミツバチ・プロジェクトに助言いただき、カラス対策だけではなくまちづくりに寄与する活動とする基本方針決定
・蜜ろうキャンドルワークショップ開催
・第一回さっぱち感謝祭開催
・札幌市中央図書館でハチミツ試食会開催
・パートナー会員様とのコラボレーション企画スタート
・札幌の三吉神社にて第一回蜂供養祭開催、以降毎年の恒例行事に

2011

・「さっぱち×みつばちカフェ」イベント開催
・ボランティアスタッフ（現サポートスタッフ）初参加
・採蜜体験ワークショップを初開催
・正式にさっぱちハチミツの販売開始
・札幌の地下街オーロラスクエアで「はちみつマルシェ」参加
・「みつばち空のみちづくり」屋上緑化プロジェクト始動

2012

・ご協力いただいている佐賀の岩松養蜂園初訪問
・北3条通り(現赤レンガテラス)でのイベント「HANA CAFÉ」参加
・さっぱちハチミツ販路拡大
・サッポロ・ミツバチ・プロジェクト実行委員会から特定非営利活動法人サッポロ・ミツバチ・プロジェクトに組織を改める

2013

・ウェブストア「さっぱちストア」オープン ・「ミツバチカフェ2013」開催
・韓国より「BEETLECO」さんがさっぱちを視察
・「さっぽろ地下街とれたてマーケット」に参加
・チ・カ・ホで開催される「クラシェ」に初参加

2014

・さっぱち養蜂の師匠、城島師匠卒寿お祝い
・「さっぱち料理教室」「こども料理教室」開催
・「こどもエコクラブ」を札幌市環境プラザと協働
・「平成26年度まちなか生き物活動運営業務」を札幌市より受託
・円山町内会主催「円山ふれいあい広場」に参加

2015

・さっぱち紙芝居「ありがとう　もりちゃん」の製作と読み聞かせ開催

2016

・こどもワークショップイベント拡大

2017

・さっぽろばんけいスキー場「おもいっきり！ばんけい夏祭り」参加
・さっぱちによるサンドイッチ屋さん「サッパチトパン」期間限定オープン

2018

・養蜂場所を太陽ビルからHBC北海道放送屋上に期間限定引越し

2019

・養蜂場所をHBC北海道放送屋上から愛生館ビルに引越し
・ミツロウラップワークショップ開催

2020

・「さっぱちストア」リニューアルオープン

2021

・「全国オンライン学生祭」にご当地クイズ動画で参加

連絡先

〒060-0054
札幌市中央区南4条東2丁目12　川村ビル4階
NPO法人サッポロ･ミツバチ･プロジェクト
E-mail：info(at)sappachi.com